Koichi Sugiyama
♪Saint's Wreath
電話から挨拶が聞こえて来た。
これで終わりって言われたのはないけど
なぜかこれがその人の最後の挨拶だと思われた。
電話から聞こえる生気ない乾燥な声がまるで何か
隠しているように感じられたけど聞けなかったのは
その人は俺に絶対心配をかける言葉を言う人じゃないのを
知っていたからだ。自分にどんな事があっても…。
心の傷も伝染されやすいのか。
俺が受けた心の傷ほど俺も知らないうちにその人に
同じ傷を与えていたのはないのか…急にそんな気がした。
本当に多くのミスをしていた。
本当に多くの傷を与えていたかもしれないんだ。
あまりにもきれいな姿と笑顔が愛しくていつも俺のそばに
置きたかった人が俺にサヨナラって挨拶をしてるんだ。
皆が自分の席に戻ってやっと長い旅を済ませたのに
待ってばかりした君は今更、失ったのを探す旅を
始めるようになったなあ。
「全部あなたのための時間だよ。」
「あなたの声が聞こえる場所にいるはずよ。」
全部返してあげる。
君が俺にしてくれたように…。 |
意味ないって何度も何度も言った時にも最後まで諦めてくれなくてありがとう。
俺たち絶対幸せになって死ぬ時まで笑いながら一所懸命に生きよう-